2026年7月27日、ジェイフロンティアとエアロネクストは、2026年4月の医療法改正に伴う地域医療DXの推進を目的に、オンライン診療とドローン物流を融合した「メディカル・ドローンデポ」の共同構築と、「空から支える地域医療インフラ」の実現に向けて業務提携契約を締結したと発表した。

「メディカル・ドローンデポ」のイメージ、概要

 ジェイフロンティアのオンライン診療・オンライン服薬指導サービス「SOKUYAKU」と、エアロネクストの新スマート物流「SkyHub」(※1)を連携し、オンライン診療・オンライン服薬指導・医薬品配送までをシームレスにつなぐ新たな地域医療提供モデルの社会実装を推進する。

 これにより、中山間地域や離島など、居住地を問わず必要な医療サービスを受けられる環境を整備するとともに、平時には地域医療、有事には医薬品輸送に対応するレジリエントな地域医療インフラの構築を目指す。

※1 新スマート物流SkyHub:地域の複数の異なる物流会社の荷物を「ドローンデポ」に集約し、車とドローンを組み合わせて一括配送するしくみ。

ジェイフロンティア、エアロネクストのロゴ

 2026年4月の医療法改正により、デジタル技術を活用した地域医療の整備が本格化する中、少子高齢化や医師不足、医療従事者不足などの課題が深刻化している。特に中山間地域や離島では、医療機関までの移動負担や医薬品の受け取りが課題となっている。オンライン診療などは普及しつつあるが、「必要な薬を患者へ確実に届ける」というラストワンマイルの仕組みの充実が求められている。

 両社は、ドローン物流とSOKUYAKUプラットフォームを連携し、「診療・処方・配送」を一体化することで地域医療インフラの構築に取り組む。

 この提携では、「オンライン診療受診施設」と荷物の集約拠点「ドローンデポ」を融合し、新たな地域医療拠点「メディカル・ドローンデポ」を整備することで、医療アクセスに地域差のない持続可能な医療提供体制の実現を目指す。

業務提携の概要

  • メディカル・ドローンデポの共同構築
    全国のドローンデポをオンライン診療受診施設としても機能させ、「診療・処方・配送」をワンストップで提供する地域医療拠点を整備する。
  • オンライン診療×ドローン配送
    オンライン診療後に処方された医薬品について、必要に応じてドローンで配送し、待ち時間や移動負担を軽減する。
  • 地域医療インフラの共同構築
    自治体、医療機関、薬局、物流事業者と連携した地域医療物流ネットワークを整備。
  • 災害時・有事の医療物流
    平時運用するドローン物流ネットワークを活用し、災害や交通寸断時にも医薬品輸送を継続できる体制を構築。
  • 新たな地域医療サービスへの展開
    医薬品配送に加え、検体輸送、医療機器配送、在宅医療支援、その他地域医療を支えるサービスへの展開を推進。

 まずは医療アクセスに課題を抱える地域において実証・社会実装を進め、その成果をもとに全国展開を目指す。医薬品配送に加え、検体輸送、医療機器配送、在宅医療支援、災害医療支援などにも対象を拡大していく。

 将来的には、AIフライトコントローラーや多数機・同時遠隔自動操縦オペレーションなども活用し、次世代医療物流プラットフォームとして海外展開を狙う。