2026年6月29日、マゼックスは、ペイロード25kgの運搬用ドローン「軽助25」の発売を発表した。機体価格を190万円(税別)に抑え、林業・建設・土木分野を主な対象にエントリーモデルとして展開する。出荷開始は2026年9月1日を予定している。

写真:「軽助25」
運搬用ドローン「軽助25」

 近年、林業・建設・土木現場では、慢性的な人手不足や技能者の高齢化に加え、安全管理の厳格化、作業負荷の増大が課題となっている。特に山間地や傾斜地、高低差の大きい施工エリア、車両の進入が難しい場所では、資材や工具などの運搬に時間と労力がかかり、生産性に大きな影響を与えている。また、熟練作業者が搬送作業に時間を取られることで、施工や伐採といった中核業務の生産性が低下する構造的な課題も指摘されている。

 運搬用ドローンは、こうした課題を解決する有効な手段として注目されているが、導入コストや現場での運用定着が障壁となるケースが多かった。こうした需要を踏まえ、搭載機能を必要最小限に抑え、導入しやすい価格と継続的に使いやすい実用性を両立した機体を開発した。

「軽助25」の主な特長

導入しやすい価格設定
 搭載機能を必要最小限にとどめることで、機体価格190万円(税別)を実現。これまでコスト面から導入を見送っていた現場への普及を図る。

ペイロード25kg、機体の小型化
 苗木や工具、資材、部材、各種備品など、日常的に発生する運搬ニーズに対応する積載量25kgを維持しながら、現行の「森飛25」と比較して約64%まで小型化。これにより、狭小地や森林、工事現場など幅広いフィールドでの運用性が向上している。

現場の実運用を見据えた設計
 高積載運搬用ドローン「軽助55」の基本スペックと設計思想を継承し、共振防止装置や自動切り離しフック、2オペレーション機能、RTK対応、防水性能などを搭載している。また、現場での継続運用を見据え、2ペア(4本)のバッテリーをローテーションさせて連続運用する効率的な飛行サイクルを提案している。

効率的な飛行リサイクルの提案

製品概要

製品名軽助25
機体価格190万円(税別)
最大積載重量25kg
主な対象分野林業、建設、土木など
基本機能「軽助55」と同様
出荷開始目途2026年9月1日~

 同社は今後、機体の性能追求にとどまらず、バッテリー運用や現場オペレーションを含めた総合的なソリューションを提供していく方針だ。