2026年6月17日、トライアイズは、産業用・農業用ドローン製造企業のマゼックスとM&A先の業務革新へのドローン活用とAI自動運航基盤開発に関する将来的な資本提携の可能性を含んだ業務提携を開始すると発表した。

 同社は老舗企業を連続的に事業承継しながら、文理双方のディープテックを用いて企業革新を行うことで老舗を次の100年につなぐ「100年企業継承カンパニー」戦略を掲げて再スタートアップ期に入っている。

 当初は同システムを業務刷新のためのドローン・ロボティクス・システムとして運用する予定で、マゼックスのドローン機体との抱き合わせ販売により、多様な用途開発およびレベニューシェアを同時に行う。今後成果を検証した後、将来的な資本提携の可能性についても両者で協議を重ねるとしている。

トライアイズとマゼックスのロゴ

 トライアイズは中長期成長戦略において、M&Aを通じた100年企業の継承と、最先端テクノロジーによるバリューアップを成長戦略の中核に掲げている。その実行基盤として、投資判断を高度化する「スマートインベストメント」と、投資後の価値創出を仕組み化する「スマートカンパニー化」を二本柱として位置づけている。

 今回の提携は、スマートカンパニー化技術の一環および将来的な外販可能性と新たな収益源として、M&Aにより承継する老舗企業などの現場業務に、ドローン技術や人工知能をはじめとする情報理工学を用いたシステム開発サービスを導入・連携し、グループ入り後の価値向上を支援することを目的とする。

 マゼックスは、産業用ドローンの開発・製造・販売を手がけるドローン製造企業であり、農業、林業、建設、防災、物流等の領域におけるドローンの導入およびDX化の支援に強みを有している。

写真:マゼックスのドローン
写真:アームを折りたたんだ状態のドローン

 この提携により、トライアイズの経営科学やAIをはじめとする情報理工学を用いたシステム開発に関する知見と、マゼックスの産業用ドローン開発・製造・販売、現場導入支援、運航支援に関する知見を組み合わせ、AIとロボティクスによるスマートカンパニー化を推進し、グループ全体の生産性向上を図るとともに新たな収益源の確保に取り組む。

 今後増加が見込まれるグループ会社のバリューアップおよび新たな潜在的収益源の確立のため、両社の協力関係を構築し、経営資源を相互活用する。

【協業分野】

  • グループ企業のバリューアップにおけるドローンを活用した現場データの取得・可視化、点検・測量、運搬、安全管理、作業記録および遠隔モニタリング等に関する企画、実証・導入支援
  • ドローンAI自動運航システムの企画、設計、開発、運用、実装支援、外販
  • 将来的な資本提携の可能性の検討