兵庫県丹波県民局は、水稲栽培の省力化を図るため、農業用ドローンを活用した湛水直播(※1)の実証試験を実施する。同局は、兵庫丹波ブランド農産物(水稲コシヒカリ)の生産維持と農業経営の安定化を目的に、スマート農業技術の活用による省力栽培技術の構築に向けた実証を、丹波篠山市内の水稲大規模農業者に委託している。

※湛水直播(たんすいちょくはん):水を張った水田に直接種子を播いて行う農法。

写真:ドローンのタンクに種子を入れる様子、圃場の上を飛行するドローン
日時2026年4月22日(水)10:00~12:00
※天候等の影響により順延する場合がある。
場所みたけの里舎農業用倉庫周辺の水田ほ場(6ほ場)(丹波篠山市和田)

 丹波篠山市内で約8戸の農家が水稲の湛水直播栽培に取り組んでいる(約30ha)。しかし、播種後の発芽が不安定で収量が安定しないため、種子(種もみ)のコーティング方法を比較検討することで発芽の安定を図る。

 試験では、水稲の農業用ドローンを活用したコシヒカリの湛水直播栽培を実施する。種子(種もみ)に3種類の特殊コーティングを行い、発芽を比較する。ドローンで播種、肥料散布、農薬散布といった一連の作業を一貫して行う。

 水稲の田植栽培では1日あたりの作業は約2haが限界だが、ドローンを活用した直播栽培により、機械の移動や苗の運搬などの作業時間を大幅に短縮できる。1日あたり約5haの作業が可能となり、作業を省力化・効率化することで地域の平均単収並みの収量を確保し、経営安定につなげる。