エバーブルーテクノロジーズは、「Japan Mobility Show 2026」(2026年10月13日〜10月16日)において、汎用陸上ドローン(UGV)複数機を監視・指令するフリートマネジメントシステム「ebSwarm」のデモンストレーションを実施するとともに、電動ブレード装備を発表した。
人口減少や高齢化に伴い、除雪、土木、農業、警備、製造などの現場では、人手不足と危険作業・重労働への対応が課題となっている。同社は過酷な環境に対応する「除雪ドローン」をはじめ、共通シャーシに作業機やセンサーを組み合わせることで多目的に使用できる汎用陸上ドローン(UGV)の開発を進めてきた。
フリートマネジメント「ebSwarm」
今回実演するebSwarmは、複数のUGVを一つの画面で監視・指令するフリートマネジメントシステムで、自動走行モデル(2027年1月発売予定)で使用するAndroidアプリ「ebConnect」による単機運用を、複数機運用へ拡張する。1人のオペレーターが複数のUGVを監視・指令し、小型UGVによる「機海戦術」で、機動性や狭所への対応力を維持しながら作業領域の拡大を図る。2026~2027年冬シーズンより除雪現場などの実環境でテストを開始する予定だ。
電動ブレード装備
電動アクチュエータによってブレードを上下できる新装備。UGVや除雪ドローンのブレードに電動上下動作を加えることで、除雪や排土、地ならし、堆積物の移動など「押す」作業を効率化する。遠隔操縦式と自動走行式の双方に展開する。将来的には走行制御とブレード制御を連携させ、作業状況に応じたブレード操作やスタック回避など、「作業の自動化」を目指す。
複数のUGVを1人で監督するにはUGV自身が周囲の環境を認識し、状況を判断して行動する技術が必要となる。同社は今後、完全無人化を目指し、以下のロードマップに沿って開発を進める方針だ。
- ebConnect(単機運用)
人がUGV1台の自動走行を監視・指令。 - ebSwarm(フリートマネジメント)
人がUGV2~10台を同時に監視・指令。 - Swarm AI(将来)
AIが仕事を認識・計画・分担・実行・再計画し、11~数百台規模の自律分散運用へ。 - Physical AI(将来)
現実世界の物理環境を認識し、車輪や作業機を制御して自律的に作業。
