2026年8月25日、SkyDriveは、Air Indiaおよびスズキとのパートナーシップのもと、インドにおける空飛ぶクルマを活用した医療物流サービスの本格導入に向けた初期運航ルートの評価・検討を開始したと発表した。
この取り組みは、3社が2026年7月に締結した医療航空物流の実現可能性調査に関する基本合意書(MoU)に基づく活動の一環である。
急速な経済成長に伴い主要都市部の交通渋滞が深刻化するインドでは、一刻を争う医療物資の輸送が大きな課題となっている。3社は空飛ぶクルマを活用した医療物流サービスの導入を目指し、緊急性と社会的ニーズが高い運航ルートを特定・評価する。
主要ユースケースと運航ルート
【放射性医薬品の緊急輸送】
半減期が極めて短いガン診断・治療用医薬品について、ムンバイの製造工場から近隣の主要総合病院への運航を検証する。渋滞による配送時間の変動を防ぎ、薬剤の減衰を回避する。
【救急医療・臓器輸送】
デリー首都圏の主要病院間において、慢性的な交通渋滞により30〜90分を要している臓器輸送の時間を約10〜15分へ短縮できるか、実現可能性や安全性を含めて評価する。
【医療物流以外のユースケース:航空機部品の輸送】
航空業界では、航空機のメンテナンス時に必要な部品が渋滞で到着せず、航空機の地上待機(AOG)が頻発している。医療分野にとどまらず、新たなユースケースとして空飛ぶクルマを活用した緊急部品輸送の実現可能性についても併せて検討を進める。
デリー・インディラ・ガンディー国際空港周辺の部品集積地・整備拠点から空港ターミナル・整備エリア間において、代替部品を迅速に配送することでAOG時間の大幅な削減と航空運航の信頼性向上に寄与できるかを評価・検証する。
※画像提供:SkyDrive
