2026年7月2日、全国森林組合連合会(以下、全森連)とマゼックスは、全国の森林組合における林業用ドローンの活用促進を目的とした取り組みを開始すると発表した。
この取り組みでは、全森連が参加森林組合に対してマゼックス製林業用ドローンを紹介し、マゼックスが製品説明、導入相談、運用に関するサポートを行うことで、林業現場における苗木・資材運搬の省力化と効率化を支援する。特に、再造林地や急傾斜地、車両での進入が難しい現場に対してドローンの導入を進めることで、作業者の負担軽減、林業労働安全の向上、再造林の着実な実施への貢献を目指す。
日本の林業は、戦後に造成された人工林の多くが利用期を迎える一方、担い手不足や高齢化、急峻な地形での作業負荷といった構造的課題に直面している。中でも苗木や肥料、獣害対策資材、工具、燃料、その他の資機材を人力で運搬する負担が大きく、作業効率や林業労働安全の面で課題となっている。
主な取り組み内容
- 苗木運搬の省力化
再造林地での苗木運搬にドローンを活用し、これまで人力で行ってきた搬送作業の負担軽減を図る。植栽作業の前工程にあたる運搬の効率化を進めることで、再造林作業全体の円滑化を目指す。 - 資材・資機材運搬の効率化
苗木に加え、肥料、獣害対策資材、単木保護資材、工具、消耗品など、森林整備に必要な各種資材の運搬にドローンを活用する。これにより作業者の往復回数を減らし、現場で本来注力すべき植栽・保育・整備作業に人的資源を振り向ける体制づくりを支援する。 - 林業労働安全の向上と現場作業の負担軽減
身体的負担や安全面のリスクを伴う山間部での運搬作業にドローンを活用することで、林業労働安全の向上、労働災害リスクの低減、安全な作業環境づくりに貢献する。 - 森林組合向けの導入支援・運用相談
全森連は参加森林組合に対してマゼックス製林業用ドローンを紹介し、マゼックスは導入を検討する森林組合に対して製品説明、導入相談、活用方法の共有、現場オペレーションに関する支援を行う。地域ごとの地形や作業条件に応じた実装を重視し、継続的に運用できる体制づくりを支援する。
両者は今後、全国の森林組合や林業関係者に向けて、苗木・資材運搬におけるドローン活用の紹介および導入支援を進めていく方針だ。
