2026年5月27日、消防庁は、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの大規模地震を想定した災害対応力の強化、および風水害などの災害対応力強化に向けて、消防機関の現場や訓練において最新技術の実地検証を実施すると発表した。2026年1月に福島ロボットテストフィールドで実施したフィールドテストの結果を踏まえ、3つの最新技術について検証を行う。検証期間は2027年3月まで。実地検証で有効性が確認された技術については、検証結果を全国の消防機関と共有し、消防分野における実用化や現場導入を推進する。

実地検証を行う技術・消防機関

(1)AIによるドローン映像解析技術

 ドローンで撮影した映像をAIで解析することで火災等の被害を特定し、地図上にプロットする技術について、消防の指揮活動に活用することの有効性を検証する。

【検証実施機関】

  • 筑西広域市町村圏事務組合消防本部(茨城県)
  • 大阪市消防局(大阪府)
  • 広島市消防局(広島県)
概要:AIによるドローン映像解析技術

(2)ドローンを活用した夜間の情報収集技術

 自動でドローンの飛行ルートを作成する技術について、ドローンの操縦が難しい夜間における消防活動に活用することの有効性を検証する。

【検証実施機関】

  • 旭川市消防本部(北海道)
  • 大阪市消防局(大阪府)
  • 堺市消防局(大阪府)
概要:ドローンを活用した夜間の情報収集技術

(3)消防現場におけるパワーアシストスーツ

 消防隊員がパワーアシストスーツを着用して活動することの有効性や、資機材を用いた消防活動が支障なく行えるかを検証する。

【検証実施機関】

  • 電動式
    • 富士市消防本部(静岡県)
    • 東備消防組合(岡山県)
    • 春日・大野城・那珂川消防組合消防本部(福岡県)
  • 非電動式
    • 小山市消防本部(栃木県)
    • 富士宮市消防本部(静岡県)
    • 磐田市消防本部(静岡県)
概要:消防現場におけるパワーアシストスーツ(電動式)
概要:消防現場におけるパワーアシストスーツ(非電動式)