2026年2月17日、AeroFlexは、河川やダム、橋梁点検等に使用可能な無人船「OTTER-USV」の販売を開始すると発表した。独自開発の構造でドローンのような高い操作性能を持ち、水面での作業を支援する。販売価格は45万円から。
OTTER-USVは、ラッコのように水面を自由に移動したり、回転したりすることができる新しいタイプのUSV(無人船)。カメラやセンサーを搭載し、河川、ダム、狭い水路などさまざまな水環境における計測や水質調査、橋梁などの構造物点検などに活用できる。
独自のダクテッドファン配置により、前後左右方向の移動、その場での360度旋回が可能。目標地点を超えた場合に後退して戻る、点検作業のため横移動して目標物に接近する、狭い空間で旋回して方向を変えるなど、従来のUSVにはない繊細で多様な動きが可能だ。
「OTTER-USV」の基本動作(AeroFlex YouTubeチャンネル)
船首を一定に保つ機能や、その場で停止させる機能等を搭載しており、経験に頼らず直感的に操縦ができる。1軸ジンバル防水カメラを備え、手元の送信機でオンボード映像を確認しながら操縦が行える。GPSを用いた自律航行にも対応している。
点検や調査の目的に合わせ、各種ウェアラブルカメラや360度カメラ、LiDARなどのセンサーを搭載可能(最大積載量3kg)。
推進器には、一般的に用いられる水中スクリューではなくダクテッドファンを採用。空中でファンを回転させるため、水中を濁すことなく撮影ができる。
スペック
| 全長 | 約800mm |
| 全幅 | 約400mm |
| 重量(本体) | 約4㎏ |
| 最大積載量 | 3kg |
| 操縦・映像伝送距離 | 1km(LTE使用により延長可能) |
| 用途 | 河川の計測、サンプル水の採取、橋梁点検など |
| 販売価格 | 45万円~ |
【使用環境例】
- 流れのある河川でも安定した位置保持が可能。
- 切り返しが不要なため、幅の狭い水路や洞窟内などでも安定した航行ができる。
- 構造物への接近・横付けを得意とし、橋梁点検等に活用できる。
- ダムなどの広い水面から護岸の点検まで自律航行で効率的に調査が可能。
- 水中スクリューを持たないため浅瀬でも活用できる。
橋梁点検の様子(AeroFlex YouTubeチャンネル)
