2025年11月14日、光響はGreenValley International(以下、GVI)社のドローン搭載型LiDAR新モデル「LiAir X4」の販売を開始したと発表した。

写真:LiAir X4を搭載したドローンが飛行するイメージ
製品イメージ(ドローン本体は別売)

 垂直視野角は、従来モデル「LiAir X3C-H」の40.3°から270°へと大幅に拡大し、点群データの密度も従来比の約3倍に向上。より高密度な3Dマッピングが可能になった。点群密度(実測)は、LiAir X3C-Hの1m²あたり1,886点から5,823点となり、一度の飛行で地形や構造物の形状を詳細にとらえ、精密な解析・設計業務に応用できる。DJI社製「Matrice 300 RTK/350 RTK」に対応し、ドローンを用いた高精度な3Dデータ取得を効率的に行うことができる。

左:LiAirX4、右:右:LiAirX3C-H

 LiDARセンサーは、Hesai XT32Mのロングレンジモデルを搭載し、最大300mの測距、毎秒64万ポイントのスキャンが可能。干渉ノイズ除去機能により、ほかのセンサーや外乱光の影響を受けにくく、ノイズの少ない点群データを取得できる。

 GVI社が独自開発したAirPilot自律飛行アルゴリズムを搭載しており、障害物回避を伴う自律飛行が可能。DJI送信機を用いることで、リアルタイム点群データと画像の同時モニタリングにも対応する。これにより、飛行中に取得状況を確認しながら効率的にマッピングが行える。

【主要仕様】

レーザーセンサーHesai XT32M
最大範囲80m(reflectance≥10%)
200m(reflectance≥54%)
300m(reflectance≥90%)
相対精度5cm@70m(鉛直方向)
POSシステム性能Attitude: 0.008°
Azimuth: 0.038°
内部ストレージ256GB TF Card + 512GB Internal SSD
通信方式Wi-Fi
重量1.44kg
寸法(メインユニット)210×120×183mm
カメラカスタム(26MP)
視野角度水平1360°×垂直270°

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