2025年11月13日、DJIは「DJI Neo 2」を発売した。重量151gとDJI製ドローンで最も軽量かつコンパクトで、新たに全方向障害物検知に対応した。また、ジェスチャー操作により、手のひらだけでドローンを操作することができる。手軽に撮影できるSelfieShot機能や、ランニング・サイクリングなどのアクティビティ中でも低高度でトラッキング撮影を簡単に行えるActiveTrack機能を備える。小売希望価格(税込)は、3万8,390円(機体単体)など。
数回のクリック操作で撮影開始
カメラ正面左側に新たに小型ディスプレイを搭載し、選択中の撮影モードを表示。機体を自分側に向けて離陸ボタンを押すだけで、手のひらから離陸させることができる。撮影終了後はユーザーの手のひらに帰還し、簡単に飛行を楽しむことができる。
ジェスチャー操作と多彩な飛行モード
ジェスチャー操作を使えば、撮影アングルの調整に送信機が不要となる。
ジェスチャー操作時は、片手または両手でドローンの飛行方向やドローンとの距離をコントロールする。飛行中のドローンに向かって片方の手のひらを向けると左右・上下移動を操作でき、両手の手のひらをドローンに向けながら両腕を広げると遠ざかり、閉じるとドローンが近づいてくる。
音声操作にも対応しており、スポーツなどのアクティビティ中でも、スマートフォンやBluetoothヘッドフォンを通じて飛行コマンドを送信できる。
DJI RC-N3送信機との映像伝送距離は、最大10km(日本では6km)。
送信機を使用せずにドローンを操作したり、モーションコントローラーやゴーグルを組み合わせて臨場感のあるFPV(一人称視点)飛行を楽んだり、さまざまな操作方法に対応する。
スマートキャプチャーで鮮明な映像を撮影
1200万画素の1/2インチCMOSセンサー、F2.2の絞りを搭載。高性能な画像処理プロセッサーにより低ノイズでクリアな映像を撮影する。新たに2軸ジンバルに対応し、映像の安定性を確保する。
DJI独自のActiveTrack機能と新たに登場したSelfieShot機能を組み合わせることで、被写体を自動でフレーム内に収めながら、開始から終了までハンズフリーで完了する。また、多彩なインテリジェント撮影モードにより、さまざまな視点で撮影が可能になる。最大100fpsでの4Kスローモーション動画や2.7K縦向き動画にも対応し、鮮明で細部まで豊かなシネマ品質の映像撮影が行える。
トラッキング性能を強化し、応答速度と安定性が向上。ランニングやサイクリングなども安定したトラッキング撮影が可能。開けた場所では、最大12m/sの速度でトラッキングを行う。前方・後方・左・右、さらに斜め4方向の合計8方向でのトラッキングにより、自然なフォローショットが可能になった。複雑な環境では後方トラッキングモードに切り替わり、被写体をしっかりと捉える。
ハンズフリーでソロショットやグループショットを撮影する際にSelfieShot機能を使用すると、三脚や補助なしでウエストアップ、全身、遠景ビューを簡単に切り替え可能。タップ操作だけで、パーティーやピクニック、家族での外出など、シーンに合わせた撮影が行える。
インテリジェント撮影モード
ドリーズーム、クイックショット、マスターショットなどのインテリジェント撮影モードは、異なる視点で印象的な映像を撮影する。
- ドリーズーム
ヒッチコック効果に対応しており、SNS向けの映像を簡単に作成できる。 - クイックショット
DJI独自のクイックショット。ドローニー、サークル、ロケット、スポットライト、ヘリックス、ブーメランが含まれており、サイクリングやスケートボードなど、さまざまなアクティビティのフォローショットを手軽に撮影できる。 - マスターショット
創造的なカメラワークで多彩なショットを自動撮影する。その後、音楽付きで編集し、高品質な動画を生成する。
トリプルプロテクション
全方向単眼ビジョンシステムに加え、前向きLiDAR、下方赤外線検知システムを組み合わせることで、障害物をリアルタイムで検知して安全に飛行する。一体型プロペラガードデザインで、プロペラ全体をガードが覆っているため、初心者でも安心してドローンを操作できる。前モデル「Neo」と比較してホバリングやポジショニング性能が向上しており、さまざまな飛行シーンに対応。屋内や建物の近く、水上や雪上といった複雑な環境でも簡単に飛行させることができる。
簡単かつ効率的に映像制作
レベル5の耐風性能を備え、飛行時間は最長19分。49GBの内蔵ストレージを搭載し、4K/60fps動画を最大105分、4K/30fps動画を最大175分、1080p/60fps動画を最大241分まで保存できる。保存後は、Wi-Fi経由でスマートフォンに接続するだけで、最大80MB/sの速度でDJI Flyアプリに映像を転送し、編集や共有が可能だ。
