2025年9月9日、Terra Drone(以下、テラドローン)は、台湾国内に5拠点を展開する産業用精密機器の販売代理店である台灣儀器行と、テラドローンの屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を締結したと発表した。この提携により、テラドローンは新たに台湾市場への販路拡大を狙う。

Terra Drone、台灣儀器行のロゴ

 Terra Xross 1は屋内での安定飛行性能を備え、従来の市場相場の約3分の1の価格を実現している。

 台灣儀器行は、地理空間・産業用機器のディストリビュータで、長年にわたり国家の重要インフラ分野に対してソリューションを提供してきた。主な顧客に、国営電力会社の台湾電力公司、国家の測量・地図作成機関である中央地籍測量局、台北市政府の水道局である台北自来水事業処、台湾行政院農業委員会の下部組織である資源・林務省など、主要な政府機関が含まれる。

 今後、テラドローンは台灣儀器行と協力し、Terra Xross 1の販売を促進することで、ドローンの導入が進んでいない台湾の主要な政府機関などへのアプローチを強化する。台湾重要インフラの屋内点検分野に対して、ドローン技術の普及を推進する。

台灣儀器行 CEO リン・ハン(林翰)氏のコメント

 テラドローンと協業し、「Terra Xross 1」を地理空間分野の産業点検市場に導入できることを大変嬉しく思います。長年にわたり培ってきた当社の精密機器分野での専門知識と、テラドローンの先進的なドローン技術を融合することで、産業分野全般において高い信頼性を備えた点検サービスを提供できると確信しています。本提携を通じて、「Terra Xross 1」の運用における安全性および効率性の両面で、新たな基準を打ち立ててまいります。

「Terra Xross 1」販売代理店

米国、オランダ、ドイツ、台湾の販売代理店
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