2025年9月2日、FLIGHTSは、ドローン搭載型LiDAR(UAVレーザー)「FLIGHTS SCAN」シリーズのハイエンドモデル「FLIGHTS SCAN 100」の販売を開始した。同時に、直観的な操作で高精度な点群データを生成する新ソフトウェア「FLIGHTS CLOUD」もリリースした。高性能なドローン搭載型LiDARを、より手の届く価格で提供する。

写真:「FLIGHTS SCAN 100」外観、100度100万点UAV搭載型レーザースキャナー「FLIGHTS SCAN 100」

 高度80m以下の飛行において、最大100万点/秒でスキャンが可能。水平視野角が100度あり、死角が少ない計測が可能だ。

 ビーム径が0.5mradと小さく、構造物のエッジをより正確に再現。また、最大リターン数が7あることで、さらに植生が密な場所の地表面抽出がしやすくなった。

 点群生成ソフトウェアFLIGHTS CLOUDにより、専門的な知識がなくとも高精度な点群データを生成。データ処理の工程を大幅に効率化し、内業の生産性を向上させる。

 地形追従飛行計画作成サービス「FLIGHTS PLAN」、成果品作成サービス「FLIGHTS DOCS」にも対応。飛行から計測、データ処理、成果品作成まで一気通貫で支援する。

取得データ例

写真:上空から撮影した植生地(可視光)
計測を行った植生地。
植生値の樹木と地表面のデータ
植生地の地表面のデータを取得可能。
写真:真上から捉えた堤防(可視光)
河川敷の点群を取得し、堤防にかかっている階段の断面を確認する。
階段周辺の点群データ。構造物や植生がはっきりと確認できる。
写真:階段周辺のデータ
階段の断面。厚みの少ない点群で構造物のエッジも捉える。
写真:階段を横から捉えたデータ
点群の厚みは0.009m。階段と道路の境目のわずかな段差も再現する。

※点群画像は、FLIGHTS SCAN 100本体の改良前に取得した画像。

製品仕様

写真:「FLIGHTS SCAN 100」外観
寸法179×116×107mm
重量1.5kg
測距レンジ
※最大出力時
750m 80%反射率
350m 20%反射率
リターン数7
ビーム径0.5mrad
パルスレート100万点/s
FOV(視野角)100°
ライン1
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