2025年8月18日、関東学院大学は、神奈川県立海洋科学高等学校、横須賀海上保安部、横須賀市の産学官連携による「ドローンとAIを活用した次世代型密漁対策プロジェクト」の第2段階として、AIモデルを搭載したドローンを実際の密漁多発海域で飛行させ、システムの有効性を検証する実証実験を実施すると発表した。
2025年7月5日に行った第1段階の実証実験(AI教師データ撮影)のデータ解析が完了し、撮影データをもとに密漁行為を自動検知するAIモデルを構築。第2段階では、今回構築したAIモデルを搭載したドローンを活用する。
第2段階実証実験の概要
第1段階で開発したAIシステムを搭載したドローンを、実際の密漁多発海域で飛行させ、密漁が疑われる人物をAIが自動で検知できるか、その精度と実用性を評価・検証する。
具体的には、AI搭載ドローンを密漁多発海域で自律航行させ、リアルタイムでAIによる画像解析を実施。密漁が疑われる人物を検知した際の、システムの応答や精度を検証する。当日の状況により、検知対象となる人物が確認できなかった場合に備え、関東学院大学の学生が密漁者役となり、AI検知システムのデモンストレーションを実施する予定だ。
| 時期 | 2025年8月30日(土)※予備日:2025年8月31日(日) |
| 場所 | 横須賀市内の密漁多発海域 |
