2025年6月16日、エアモビリティ社は、英国の空飛ぶクルマ機体開発企業のARCエアロシステムズ(以下、ARC社)と、ARC社の垂直離着陸型航空機(VTOL)の日本およびアジア太平洋地域への導入を進めるため、2025年5月13日にパートナーシップの覚書(MoU)を締結したことを発表した。
垂直離着陸が可能なeVTOL(空飛ぶクルマ)は、世界各国で開発が進められている。現在、試験・認証プロセスに入っており、2026年以降の運航開始が見込まれている。
ARC社は複数の機体ラインナップを揃えている。その一つであるPegasus P3は米連邦航空局(FAA)の認定を受けており、早期の市場展開が期待できるとしている。他のVTOLモデルに比べて、特に消費電力の低減、安全性の向上、メンテナンスコスト削減等の特徴をもつ。将来的には、Pegasus P3を日本の緊急医療用途に活用・展開する可能性についても両社で検討を進める。
また、無人航空機のC-600は欧州最大級の機体で、全幅8m超、最大積載量100kg、航続距離は最大400km。C150は最大積載量20kg、航続距離は最大400kmの性能を有している。
