2025年5月20日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、韓国のSierra BASEと、インフラ点検分野における事業機会の共創および市場拡大を目的とした戦略的業務提携に関する基本合意書(以下、MOU)を締結したことを発表した。
リベラウェアは、屋内狭小空間点検ドローン「IBIS2」の開発・製造・販売を通じて、インフラ点検・保守における新たなソリューションを提供してきた。Sierra BASEは、AI技術およびSLAM技術を活用したインフラ向けソフトウェア開発に強みを持ち、韓国国内で複数のスマートインフラ関連プロジェクトに参画している。
今回のMOU締結は、両社の先端技術と営業ネットワークを合わせ、韓国国内におけるドローンやソフトウェアを用いたソリューションの展開、次世代の設備点検ソリューションの創出とその社会実装を目指すことを目的としている。
【主な提携内容】
- ドローンおよびデジタル基盤を用いた設備点検ソリューションの共同事業化および相互技術支援
- 点検ソリューション事業拡大のための設備、人材および運営に関する協業
- マーケティング、セールス、広報などの共同活動
- 両機関が保有している専門性と資源を活用した共同プロジェクトの発掘および推進
- その他、両社が必要とする協力事項
今後両社は、それぞれの国における技術的信頼性と市場展開力により、高度で効率的なインフラ点検の実現を目指すとしている。また、無人かつ自動化した次世代型のインフラ点検・診断ソリューションの実証・商用化に向けた共同開発を進めるとともに、地域社会への導入を視野に入れた展開を図る。
