2025年5月16日、マゼックスは、農業用ドローンの新製品「飛助10(とびすけ じゅう)」を発表した。同社のベストセラー機である「飛助DX」の基本性能を継承しながら各種機能を充実させた最新モデルとなる。出荷は2025年7月下旬より開始予定。
飛助10は、自動航行やデータの高度活用などに注目が集まる中、使い勝手の良さを追求し、確かな散布能力へのニーズに応えることを目指して開発された農業用ドローン。タンク容量は10L。日本の圃場に適したコンパクトな設計と一人でも効率的に作業が可能な操作性を備えており、中山間地域や狭小農地での防除作業や畑作、果樹の防除まで幅広く対応する。フタバ製の送信機を使用し、マニュアル操作を基本とした直感的で容易に操作できる設計となっている。
従来、農薬散布ドローンでは薬剤の飛散(ドリフト)が課題とされてきたが、飛助DXで採用した大型4枚プロペラと独自の特許技術により、これを大幅に低減。飛助10では、さらにプロペラサイズを34インチへと拡大し、強力なダウンウォッシュで薬剤を作物の根元まで届ける。プロペラを大型化すると通常は機体サイズが大きくなるが、設計の最適化により風量を維持しながら取り回しのよいコンパクトなサイズを実現した。
【製品情報】
| 製品名 | 飛助10 |
| 出荷開始 | 2025年7月下旬(予定) |
| ラインアップ・価格(税別) | ・飛助10 アドバンス+バッテリー2本:115万円 ・飛助10 プロ(2025年10月上旬発売予定)+バッテリー2本:140万円 |
【飛助シリーズ比較表】
