2025年4月22日、スペースワンと東京海洋大学は、「水中・水上ドローンの社会実装に向けた活用に関する研究」をテーマとした共同研究契約を締結したことを発表した。
この研究では、水中ドローンの実社会での活用や人材育成が十分に追いついていないという課題を背景に、AI技術を活用した運用方法の構築および技術者育成手法の開発を通じて、持続可能な水中ドローンの社会実装を目指すとしている。
水中ドローンは、インフラ点検や海洋調査、漁業支援や災害対応など、幅広い分野での活用が期待されているが、技術者不足や運用ノウハウの未整備が普及の障壁となっている。これらの課題解決に向けて、現場に即した教育カリキュラムや運用ガイドラインの策定にも取り組む。
また、水上ドローンについても、水中ドローンとの連携や比較検討の観点から補足的に対象とし、今後の発展の可能性を視野に入れ検討を行う。
スペースワンが全国で蓄積してきた経験と東京海洋大学の先進的な知見により、海洋分野における次世代技術と人材の育成基盤を構築し、日本発の水中ドローン活用モデルの確立を目指す。