2025年4月21日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、経済産業省の令和5(2023)年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたことを発表した。同社は補助金を活用し、海外諸国への事業推進を図る。

リベラウェアのロゴ

 グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金は、日本企業の技術やサービスを活用し、新興国市場における課題解決を支援することを目的とした制度。このプロジェクトでは、マレーシアにおいて、狭小空間点検ドローンとデジタルツイン技術を組み合わせたインフラ・プラント設備点検のDXソリューションを展開することを目標にする。まずは、同社の市場調査が進んでいるマレーシアに注力する。

 具体的には、製鉄、電力、石油化学業界などに対応する現地営業パートナーの育成、狭小空間点検ドローンの提供、ドローン講習会の実施等を通して、現地完結型エコシステムの構築を推進する。その過程で課題やベストプラクティスを明らかにし、グローバルサウス市場をはじめとした海外への事業展開につなげる方針だ。

 今回の補助金採択を契機に、リベラウェアは海外市場での事業展開を加速し、より多くの企業や自治体との連携を強化していく。また、2025年度も引き続き、新興国をはじめとする海外諸国の市場への参入を目標に、マレーシアを含むアジア地域の継続的な市場調査を行うとしている。

【公募概要】

事業実施期間交付決定日~2026年2月28日(予定)
補助予定額最大41,500千円(予定)