2025年4月16日、LightWare LiDAR社の国内代理店を務めるコーンズテクノロジーは、同社が500m測距対応のmicroLiDAR「GRF-500」を発表したと発表した。LightWare LiDAR社は、小型・軽量、高性能なmicroLiDARを開発する米国企業。
今回発表された新型モデルGRF-500は、ジンバル一体型レーザー測距計(LRF)市場向け製品で、EO/IRセンサーペイロードの性能を最大化することを目的に設計されている。従来モデル「GRF-250」の特長を受け継ぎながら、測距性能と運用高度を大幅に向上させた。
UAV用途における距離測定は0.2mから最大500m。従来モデルと同様にコンパクト・軽量(10.7g)、省電力(0.55W)であるため、高高度での飛行やホバリングが可能。UAVの騒音や視認性を低減し、静粛性と目立たない運用が求められるミッションに対応する。
飛行高度とホバリング高度を向上させたことで、EO/IRカメラの視野が広くなり、効率的に広範囲のスキャン・測距を実施、位置特定にも貢献する。低照度やコントラストの少ない環境でも正確に焦点を合わせることが可能だ。
各種EO/IRジンバルとシームレスに統合できる設計となっており、Pixhawkアダプターやブレークアウトボードを含むアクセサリーも完備。製品前面はIP67準拠の防水・防塵性能を備え、-20〜60℃の環境下で安定的に動作する。緊急対応が必要な捜索救助(SAR)やセキュリティ、群衆管理、監視、野生動物保護、自然災害などで、高い信頼性を発揮する。