2025年4月7日、佐川急便、イームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグは、2022年7月より東京都「ドローン物流サービス社会実装促進事業」の支援対象として共同で進めてきた「ドローン配送プロジェクト」の最後となる公開実証を、東京都青梅市で実施したことを発表した。空域の異なる2ルートを1人の運航指示者が2機同時に飛行させるルート設定を行った。

4回目の実証実験 概要

目的生活利便性の向上や、地域の課題解決の一つの手段として、「ドローンを活用した物流」の実現に向けた実証を実施
実施期間2024年11月6日(水)~12月6日(金)
午前11時から日没まで、1日最大4~8回の片道飛行
選定エリア青梅市(御岳エリア・沢井エリア・二俣尾エリア・成木エリア)

【検証内容】

  • 配送デポ(兼ドローン発着場)を設定し宅配便および小売り配送貨物を集約
  • 配送デポを拠点に受け取り方、小売り配送との連携や運用フローを検証
  • 省人化による非対面での受け渡し(宅配BOXの利用)
  • レベル3.5飛行(※1)の全体オペレーションの検証
  • 発災時の自治体との連携を想定したドローン配送の運用

※1 レベル3.5飛行:デジタル技術の活用(機上カメラによる歩行者等の有無の確認)により、これまで必要とされていた補助者や看板の配置による立入管理措置を撤廃するとともに、ドローンの操縦ライセンスの保有および保険への加入により道路や鉄道等の横断を伴う飛行を容易とするもの。

写真:ドローンの外観
実証実験に使用した機体
写真:飛行するドローン
荷物を搭載し飛び立つドローン