2025年11月4日、岐阜県は、関係団体や猟友会等と連携し、ドローンを活用したクマの追い払いを11月から実施すると発表した。
人の生活圏から奥山へ向かってドローンを飛ばし、クマが忌避する音(犬の鳴き声等)を鳴らしたり、動物駆逐用煙火(追い払い花火)を発射しながら、クマの追い払いを行う。
実施場所は、2025年度に人身被害が発生した高山市、中津川市、飛騨市、白川村と、人身被害が発生した場所周辺でクマの追い払いが可能なところを検討しており、ドローンの使用台数や飛行ルート等は、事前に現地確認を行い、地元関係者と調整のうえ決定する。
同県では、2025年度のクマの出没件数が10月末現在で836件と、昨年度1年間の674件を大きく上回っている。また、人身被害も4件と、昨年度の3件を上回る状況だ。
