国土交通省航空局は、「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領（カテゴリーⅡ飛行）」等の一部改正（案）について意見を募集する。受付締切日は、2025年11月29日。
航空法では、飛行禁止空域で無人航空機を飛行させようとする場合には、国土交通大臣の許可や承認を受ける必要があり、具体的な審査基準は「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領（カテゴリーⅡ飛行）」（以下、審査要領）で規定している。型式認証、機体認証、無人航空機操縦者技能証明により許可・承認申請に係る手続きの一部を簡略化する制度の運用開始から約3年が経過し、制度の普及拡大および2025年3月の審査要領改正による申請手続きの簡素化等が進んだため、従来審査要領で許可・承認の申請手続きの一部を省略可能としていた「ホームページ掲載無人航空機」「ホームページ掲載講習団体等が行う技能認証」について運用を廃止する。
また、無人航空機の安全な飛行を確保するために必要と考えられる手順等を定めた「航空局標準マニュアル」の公開により「航空局ホームページに掲載されている団体等が定める飛行マニュアル」の活用例が減少していることから、関係する運用を廃止する。
公布は2025年11月頃、施行は12月頃を予定している。
改正内容
無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領（カテゴリーⅡ）
- 「ホームページ掲載無人航空機」および「ホームページ掲載講習団体等が行う技能認証」に係る内容を削除する。
- 「航空局ホームページに掲載されている団体等が定める飛行マニュアル」に係る内容を削除する。
- 前回改正までに一部誤記があったものについて修正する。
無人航空機の飛行計画の通報要領
通報事項より「ホームページ掲載講習団体等が行う技能認証」の種類および番号等を削除する。
▼「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領（カテゴリーII飛行）」等の一部改正（案）に関する意見募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155251260&Mode=0