2025年7月24日、エアモビリティ社は、スペインのドローン機体開発企業Linking Drones社(以下、LD社)と、日本市場への同社ドローン機体の販売を主たる目的として提携することに合意したと発表した。

飛行するLD社のドローン「Linking One」
写真:「Linking One」の荷物搭載部分
LD社のドローン「Linking One」

 LD社のドローンは、専用アプリで目的地を設定すると、自動運転で目的地に向けて飛行し、1kg以内の荷物を迅速に届けることができる。機体の構造上、プロペラもガードされており、取り扱い時の安全も確保している。

 エアモビリティ社は市場の多様なニーズに応える機体ラインナップの拡張を目指しており、その取り組みに合致した機体としてLD社を選定した。

【スペック】

サイズ41cm×41cm×29cm
積載重量1kg以内の荷物
飛行時間10分
航続距離10km
写真:「Linking One」外観
LD社のドローン「Linking One」

各社コメント

Linking Drones CEO Cesar Serrano氏

 信頼できるパートナーであるAirMobilityとともに日本市場に参入できることは、アジアでの事業拡大における重要な節目となります。私たちの技術が、日本の急速に進化する配送および医療エコシステムを支える一助となることを誇りに思います。

エアモビリティ 代表取締役社長&CEO 浅井尚氏

 軽量でコンパクトな荷物をデリバリーするのに最適なドローンです。日本独自のきめ細かいデリバリーニーズに応える機体として期待しています。特に、医薬品等必需品の迅速なデリバリーに活用できればと考えています。