2025年7月22日、DRONE SPORTSは、自社開発の国産点検用ドローン「Rangle micro2」に、非GNSS環境下での飛行をサポートする新機能「ホバリングアシスト機能(安定飛行モード)」を搭載したことを発表した。
Rangle micro2は、直径300mm以下の空間に進入可能な小型・軽量機体。高輝度LEDと180°可変式カメラを標準搭載し、配管内部や設備裏の視認性を高める。
今回搭載した新機能により、GNSS(GPS)信号が届かない屋内や地下構造物などの閉鎖空間でも飛行高度を自動制御し、点検作業の安定性・安全性・操作性を向上させる。操縦スキルに応じた3段階のアシストモード(初級・中級・上級)を備え、多様な現場ニーズに対応する。
社会インフラの老朽化や現場の人手不足が深刻化する中、ドローンを活用した点検の需要は高まっている。特に、橋梁・下水道・プラント内部などGNSS(GPS)信号が届かない閉鎖環境では、安定飛行の難しさが導入の課題となっている。
