2024年12月13日、Liberaware(リベラウェア)は、3次元地図や環境認識技術を中心とした空間知能ソリューションを提供するマップフォーとの業務提携から1年を迎え、進捗状況と今後の方向性を発表した。

 両社は、狭小空間から広域空間まで設備全域の点検・管理をデジタル化する取り組みを進め、これにより多岐にわたるビジネスの拡大可能性を追求している。

Liberaware、マップフォーのロゴ

【設備デジタル化プロジェクトの進展】
 狭小空間や広域空間における設備点検の効率化と精度向上を実現。屋内点検用ドローン「IBIS2」と移動式の3次元データ計測システム「SEAMS」を組み合わせたソリューションを提供することで、より正確で効率的なデジタル管理が可能となっている。

【さまざまな分野・業種での活用事例】
 プラント、インフラ、建設現場など多岐にわたる分野で実際の運用事例を構築し、業務提携より約1年が経過し、同事業年度は、発表時点で前事業年度比+88%の売り上げを達成した。

【技術の実用化】
 IBIS2とSEAMSを組み合わせて統合的に運用することで、設備管理の現場において高い実用性を確認した。

【営業連携やソリューション開発等】

1. 連携強化
 マップフォーとより緊密な協力体制を構築し、プロジェクトの推進を加速。営業連携やソリューション開発を強化し、効率的なサービス提供を実現。

2. サービス拡大
 鉄道関連設備から、発電所、工場と点検対象設備が拡大しており、新市場への展開に向けた体制強化を実施し、より多くの分野での導入を進めている。

提供サービスイメージ

 今後両社は、国内外のインフラや産業施設に向けたソリューション提供を強化する。より高度なAI解析機能や3次元データ計測・作成技術の研究・技術導入を目指し、次世代の設備管理ソリューションを提供していく。また、提携企業との協力を通じて設備管理のデジタル化を促進し、持続可能な社会実現に貢献するとしている。