Liberaware(リベラウェア)の小型ドローン「IBIS」は、2024年11月25日、千葉市が主催する「トライアル発注認定事業」の認定商品に選ばれた。これにより認定期間中は、競争入札によらず千葉市との随意契約が可能となる。

 同事業は、市内企業が持つ革新的な製品やサービスを認定し、商品の普及を促進する千葉市の取り組み。IBISは、狭小で危険な場所の調査を得意とし、歩道橋設備点検などの公共事業で導入された実績を持つ。今回は最新モデル「IBIS2」による提案が認定され、公共分野における利用可能性がさらに広がることとなった。

認定証を授与する様子(左:千葉市長、右:リベラウェア代表取締役 閔弘圭(ミン・ホンキュ)氏)

 今回の認定により、IBIS2は千葉市において随意契約での導入が可能となる。この仕組みにより、迅速な技術導入と課題解決が期待される。IBISは、インフラの老朽化対策や効率的な維持管理を可能にする技術として多くの企業や自治体に導入されており、本認定を契機に千葉市消防局への採用も視野に入れた実証を進めている。