⻑岡技術科学大学 システム安全系 木村哲也研究室は、主にドローンの運航を業務として行うもの、またはドローン運航をスクールとして指導するものが、労働安全衛生法の求める労働安全をドローン運航業務で実施・指導する上で必要な基礎的知識を理解する事を目的とした「ドローン労働安全セミナー」を2024年11月7日に開催する。

 同研究室は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(ReAMoプロジェクト)」の委託を受け、無人航空機の「機体/運航/整備等のガイドラインの整備」事業を行っており、その一環として同セミナーを開催する。

「ドローン労働安全セミナー」概要

日時2024年11月7日 9:30~17:00(開場 9:10、閉場 17:30)
主催⻑岡技術科学大学 システム安全系 木村哲也研究室
形式ハイブリッド
対面会場グランパークカンファレンス田町 401ホール
リモートZoomウェビナー
募集人数対面 72人、リモート 1000人
参加費無料
参加登録締め切り対面(1次締め切り):2024年10月15日(参加可否は、10月17日までに連絡)
対面(2次締め切り):2024年10月29日(参加可否は、11月1日までに連絡)
リモート:2024年10月31日(参加可否は、11月5日までに連絡)
参加登録URLhttps://forms.gle/Zg1kpMMB7mErT9D67

セミナー内容(敬称略)

9:30~9:40主催者挨拶
9:40~10:40ドローン運用に係る労働安全衛生関係法令等について
講師:奈木労働安全コンサルタント事務所 代表 奈木 勉
(休憩 10分)
10:50~11:50労働安全衛生法の求めるリスクアセスメントの概要
講師:⻑岡技術科学大学 教授 木村哲也
(昼食休憩 80分)
13:10~17:00ドローン労働安全ケーススタディ
講師:奈木、木村

【取り上げる課題】
1. リスクアセスメント1:機械類の制限の決定
2. リスクアセスメント2:危険減の同定と危険事象
3. リスクアセスメント3:リスク見積もりとリスク評価
4. リスク低減方策:技術的対策
5. リスク低減方策:管理的対策

 「ドローン労働安全ケーススタディ」では、福島ロボットテストフィールドでのドローン実証試験飛行を例に取り上げ、JIS B 9700の示すリスクアセスメントと、代表的な技術的・管理的リスク低減方策を中心としたドローンの労働安全の課題をケーススタディとして検討する。

 対面参加者はグループワーク形式(6名1組の島形式テーブル配置)で行う。リモート参加者が個人で1会場の場合、ケーススタディはグループワーク形式でなく、個人でのワークとなる。リモート参加者が複数人で同一会場の場合は、グループワーク形式でケーススタディに参加できる(リモート参加者のグループワーク会場の確保は、各リモート参加者が行うこと)。

 グループワークでは、事前配布するパワーポイントとエクセルの電子ファイルに、グループワークの結果を参加者が記載する。両ソフトが実行可能なノートパソコンの持参を推奨する(必須ではない)。対面参加者への電子ファイルに対応する紙媒体の配布は最低限となる。リモート参加者への紙媒体の配布なし。事前配布資料は、11月1日をめどに電子配布する。

 なお、セミナー終了後に簡単なWebフォームのアンケートを実施する。アンケート回答者には、後日講義資料(抜粋)を電子配布する。