2024年7月31日、Red Dot Drone Japanは、大阪産業局のIoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」の支援を受け、「GPS情報が取得できない屋内でのドローン飛行」の実証実験を開始すると発表した。

 ドローンを自動飛行させる際には衛星利用測位システム(以下、GPS)を使うことが一般的で、GPSの入らない屋内での利用が難しいという課題がある。同実証実験ではGPS情報が取得できないアジア太平洋トレードセンター(ATC)内の倉庫を使用し、屋内でのドローン飛行の実現に向けて同社独自の手法で検証を行う。

 実施期間は、2024年8月1日から12月末頃まで(予定)。2Dマーカーなどさまざまな自己位置推定技術を使ってドローンの自動航行・撮影の検証を行い、それぞれの技術や複数の技術を組み合わせた際の有用性を評価する。

 非GPS環境における遠隔操作の難易度などの検証、2Dマーカーなど自己位置推定技術を活用したドローンの自律航行の検証に取り組む。

画像:倉庫内を飛行するドローン
非GPS環境である倉庫内でのドローン飛行イメージ