2024年7月23日、JP Droneは、自社開発の新型高性能高容量バッテリーを搭載することで、業務用ドローン「JP-1」の飛行性能が大幅に向上したことを発表した。

写真:屋内インフラ点検用ドローン「JP-1」が飛行する様子。ボディは赤、4つのプロペラ部分は黒を基調としたデザイン。前方のLEDライトで進行方向を照らしている。
非GPS空間屋内インフラ点検用ドローン「JP-1」

 新型高容量バッテリーの導入により、JP-1の飛行時間は33%向上し、従来比1.33倍の連続飛行が可能となった。これにより、複雑な点検業務や広範囲の確認作業を中断せず、非GPS空間の屋内狭小箇所の点検作業も効率的に実施できる。

屋内インフラ点検用ドローン「JP-1」諸元
機体サイズ横297mm×縦291mm
重量700g(機体のみ)
飛行時間16分(ペイロードなし)
カメラ360度カメラ、GoPro等のアクションカムを搭載可能
飛行方法手動飛行/自動飛行
安全対策非GPS環境での自律制御、衝突防止機能

 新型高性能高容量バッテリー「JPD50004S75CLP」は、同社が仕様を決定し、リチウムイオンバッテリーメーカーに製造を委託している。実績ある製造プロセスにより、高い品質管理が保証されたバッテリーを提供できる体制を構築した。PSEマーク(電気用品安全法)取得により、安全性と信頼性を確保している。

BMS(バッテリーマネジメントシステム)
バッテリー残量表示インジケーター
PSE適合性検査合格
 Test Standards : JIS C 62133-2:2020(ポータブル機器に使用するリチウム二次電池の試験方法を規定)

写真:高性能高容量バッテリー「JPD50004S75CLP」の外観(左)、バッテリー残量表示インジケーター部分(右)
高性能高容量バッテリー「JPD50004S75CLP」