2024年7月16日、ソラリスとCalTaは、ミミズ型管内走行ロボット「Sooha」で撮影した映像データを活用し、デジタルツインソフトウェア「TRANCITY」上で3D・点群データを最適生成できるサービスを開始したことを発表した。

 配管内を自在に移動できるSoohaにTRANCITYが対応することで、配管内部をデジタルツインで再現し、設備管理の効率化に寄与する。

左:Sooha 100A、配管内を撮影する様子、中央:TRANCISYログイン画面、右:デジタルツイン(3Dモデル、点群)

 ソラリスが提供するSoohaは、空気圧人工筋肉でミミズの移動様式をロボット化したもので、従来技術では困難だった直径100mm等の小口径配管内を自立走行し、ヘッド部のカメラで配管内部の動画を撮影する。

 CalTaが提供するTRANCITYは、スマートフォンやドローン、ロボットなどで撮影した動画データをアップロードするだけで、電子地図上に3D・点群データを自動生成し、時系列表示バーで管理が可能なデジタルツインソフトウェアだ。

 Soohaで撮影した配管内の動画を使って高品質な3D・点群データを生成できるよう、SoohaとTRANCITYを最適化させることで、配管内部をデジタルツイン空間に効果的に再現する。これにより、配管内部の損傷箇所の位置や長さの特定が可能となり、設備管理の効率化に寄与する。