ACSLが指定管理者となっている茨城県境町の「境町ドローンラボ・ドローンフィールド」が完成し、2024年5月28日に落成式を開催する。

 同施設は、ドローンを活用するデジタル人材の育成や国産ドローンの開発研究、境町の条件に即してドローンをチューニングするなど、物流や買い物支援、農業などの産業振興にドローンを即時的に活用することを目的に整備される予定。

 総事業費は約4億7,422万円、敷地面積は約8,811m²(約2,665坪)。

施設イメージ

1. 研究開発・人材育成棟
構造:鉄骨造平屋建
延床面積:320.83m²(約97坪)

2. 屋内実験棟
構造:鉄骨造平屋建
延床面積:648.00m²(18m×36m、約196坪)
最高軒高:7.85m(最高高さ:10.5m)

3. その他設備等
ドローンフィールド(芝生張り):約5,900m²(約1,784坪)
緩衝ネット飛行場、駐車場、ごみ置き場等

施設イメージ

 今後ACSLは、施設を活用した用途特化型機体の研究開発や生産の促進、レベル4飛行(有人地帯における目視外飛行)が可能なドローンの開発、屋内実験棟などでの実証・実験を行っていく。さらに、境町におけるドローン物流などのドローン活用の普及、デジタル人材の育成、地域向けの教育イベントなど、地域貢献に関する取り組みも積極的に実施するとしている。