2024年5月14日、SEQSENSEは、テイケイの協力・運用のもと、東京都庁第二本庁舎に2024年4月1日から自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本導入を開始したことを発表した。

 東京都は、警備水準の向上と効率的な警備の実現に向けた取り組みの一環として、2022年から2回にわたり警備ロボット活用に向けた検証を進めてきた。SEQSENSEのSQ-2もこれらの取り組みに参加し、その性能を評価され今回の本導入に至った。

 第二本庁舎の1、2階にSQ-2を3台導入し、巡回・立哨業務などの一部警備業務を行う。ロボットの運用は警備を担当するテイケイが実施する。

警備ロボット「SQ-2」

 独自センサーや経路計画機能などを備えた自律移動型の警備ロボット。独自の3D LiDAR(以下、SQ LiDAR)により広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な三次元マッピング、障害物や歩行者をはじめとする移動物体の発見、環境変化の検出が可能。センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで、繰り返し安定した移動を実行し、人や障害物などとの接触も防ぐことができる。

 ロボットを操作するために自社開発したクラウドシステムにより、遠隔からの指示で各種警備業務(巡回・立哨・動哨)を実施。ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積し、巡回結果のレポート作成や、ロボット搭載カメラのストリーミング動画の録画再生が可能。画像認識やマイク・自動音声アナウンスなどの機能も搭載している。

自律移動型警備ロボット「SQ-2」
寸法全高1,215mm × 全幅520mm × 奥行600mm
重量63kg

【主な特徴】
SQ LiDARによる高度な自律移動性能
足回りの面積が小さく、人混みや狭い通路等での機動性が高い
遠隔でリアルタイムでのロボット操作・監視が可能
倒れている人・消火器の検知機能
通話機能・自動音声アナウンス機能
エレベータやセキュリティゲート等の設備との連携