2024年4月11日、センシンロボティクスは、大豊産業と共同で、AIを用いた設備の異常検知を目的に、自律飛行型巡視ソリューションを四国電力の水力発電所3か所に導入したことを発表した。

 水力発電所の多くは山間部に位置し、保守員は事業所からの移動に時間を要することから、保守業務のスマート化が求められていた。

 自律飛行型巡視ソリューションのシステムは、センシンロボティクスが提供するプラットフォーム「SENSYN CORE」の機能の一部である、AI技術と画像などのデジタルコンテンツを一元的に管理が可能な「SENSYN CORE Datastore」を活用し、設備異常の発見を可能とする。異常を検知するとアラートを発報し、迅速な初動対応につなげる。Skydio機専用のドローン基地「Skydio Dock」は、自動充電や設定経路に沿った飛行が可能で、水車や発電機周辺の写真を自動で撮影した後、「SENSYN CORE Datastore」へデータを保存し、遠隔の事業所から確認ができる。

水力発電所内ソリューション
遠隔からの自動巡視点検