2024年10月22日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、同社の狭小空間点検ドローン「IBIS」が、韓国政府機関が募集する「ドローン活用検査導入プロジェクト」に、大規模ボイラーの効率的な点検ツールとして採用されたことを発表した。
近年、重大災害に発展する可能性のある設備の老朽化やメンテナンスの重要性が高まっている。今回の「ドローン活用検査導入プロジェクト」は、その代表例である大規模ボイラーを対象に、安全で効率的なドローンによる検査手法を確立することを目的としている。
ドローンが撮影した映像を活用し、従来の足場設置や人力による点検ではアクセスが難しい場所の検査を実施。これにより、点検業務に伴うリスクやコストを削減し、安全性と作業効率を大幅に向上させる。また、3Dデータ処理技術と連携し、腐食やクラックなどの異常箇所を正確に把握する。
今回の検査は、大規模ボイラーを設置し、韓国政府機関から定期的な検査を受けている企業を対象としている。この規模のボイラーは、運転中に発生する故障が重大な災害に発展する可能性があるため、定期的な点検が求められている。
リベラウェアは、今回のプロジェクト参加により、大規模な産業設備やプラント向けのドローン点検ソリューションを、さらに多くの国際市場に提供していくことを目指す。