ブルーイノベーションは、屋内点検ドローン「ELIOS 3」の機体購入プランに「分割購入プラン」を追加し、2024年9月30日より先行受け付けを開始する。なお、プラン開始時期は2024年初冬を予定している。

写真:飛行するELIOS 3のイメージ

 電力、石油化学、製鉄など、プラント施設の点検にELIOS 3を活用することで、足場が不要となり、定期点検時のコストをカットし、作業を効率化する。特に緊急点検時などは、足場が組みあがるのを待たずに実施できるため、早期に補修計画を立案することが可能だ。一方、迅速な対応が求められる場合は運用委託のみで対応することは難しく、機体を購入したうえで自社運用する必要があった。

 ブルーイノベーションは、機体を分割購入できるプランの提供を開始することで、ドローン点検の自社内の運用をサポートし、作業負担軽減や時間短縮、コスト削減、点検の多様化などを実現する。

 ELIOS 3の利用プランは、ユーザーの利用形態に応じて、「機体一括購入」「機体分割購入」「運用委託」から選択が可能。機体分割購入プランは、24回、36回、48回を用意しており、初期費用を抑えて導入することができる。

 なお、2024年12月末までに申し込んだ法人ユーザーを対象に、総支払額が一括購入した金額と同額になるキャンペーンを実施する。

 同社は今後、短期で利用可能なサブスクプランの提供も予定している。

写真:ELIOS 3の外観

 ELIOS 3は、スイスのFlyability社が開発した非GNSS環境下の屋内空間などの飛行特性を備えた屋内用ドローンELIOSシリーズの最新機種。3Dマッピング用LiDARセンサーを搭載しており、点検・施設情報をリアルタイムで3Dデータ化し、位置特定が可能。最新のSLAM技術により操作性・安定性も大幅に向上し、操縦者の負担軽減と飛行時間の短縮を実現している。