東京工芸大学は2024年度から、無人航空機に関する国家技能資格「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」を在学中に取得した場合、履修単位として認定する。一等の取得では2単位、二等では1単位を付与する。

 東京工芸大学では、先端技術無人航空機トレーニングセンター(以下、AUTC)の認定教育機関である「AUTC東京工芸大学ドローン・サイエンス研究会支部」(以下、東京工芸大学支部)が、技能資格取得に関わる関連法規や運用に関する座学、実地講習取得教習を行っている。

 AUTCは、無人航空機国家技能資格(以下、ドローン国家資格)制度に関する教育に係る講習事務手数料(取得に関わる費用)の価格を支部ごとに設定しており、東京工芸大学支部では学生の資格取得に配慮し、国指定試験機関での試験料とほぼ同じ価格で資格を取得できる。

 同大学では、ドローン国家資格の取得はあくまで画像取得の手段であり、その画像から3Dモデルの構築やインデックスマッピングなどの応用や原理を学んでいくことを重要視している。ドローン国家資格取得の先につながる応用科目として、2024年度より工学部工学科情報コースのカリキュラムに「フォトグラメトリとLiDARの基礎」(2025年度開講)、「無人航空機と画像センシング」(2026年度開講)の2つの科目を新設する。

 東京工芸大学は2024年3月31日(日)にオープンキャンパスを実施予定。この中で「デモ飛行見学および学生による資格取得の経緯説明」や、シミュレータと3D構築ソフトを使用した「ドローンフライトシミュレータと3D構築ソフトの体験」などを予定している。