2024年3月11日、秋田大学と東日本電信電話(以下、NTT東日本)秋田支店は、2024年2月に締結した連携協定に基づき、産学共同のローカル5Gを活用した検証環境を構築、提供することを発表した。

 企業や自治体等が周波数を取得できるローカル5Gは、地域や産業の個別ニーズに応じて、高度な無線環境を局所的に構築することができるため、地域の課題解決やイノベーションの創出に貢献するものとして期待されている。

 一方、ローカル5Gを活用して新たなビジネスやサービスを創出し、社会実装させるためには多様なプレーヤーと共同で検証する必要がある。

 両者はこうした背景を踏まえ、ローカル5G検証環境を構築し、多様な産業プレーヤーとローカル5Gを活用したユースケースを共創し、それらの社会実装に向けた先端技術を育成する環境を提供する。

秋田大学AI研究推進センター開所式でのブース出展

 秋田大学AI研究推進センター開所式において、ローカル5GおよびAIを使った各種展示を行う。

日時:2024年3月18日 13:30~14:30
会場:秋田大学手形キャンパス総合研究棟

展示内容
将来的な労働力不足に備えた無人搬送車の走行デモ
ローカル5Gとその他通信との伝送速度の比較デモ
AIを活用した自動運転バス、ロボットアーム、AMR搬送システムAI検品システムの動画紹介

開所式で走行デモを行う予定の屋外無人搬送サービス「eve auto」(eve autonomy)。工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4(特定条件下における完全自動運転)での無人搬送運用を実現している。雨天や夜間でも走行が可能。