2024年3月11日、AirXはつくば航空と、空飛ぶクルマのデモフライト、地上インフラ、技術実証や整備拠点となる「つくば空飛ぶクルマ テストフィールド」を、茨城県つくば市に開設したことを発表した。開設を記念して、空飛ぶクルマの実証フライトイベントを3月20日(一般向け)、21日(ビジネス・メディア関係者向け)に実施する。

 空飛ぶクルマは、都市部での渋滞緩和やCO2排出削減といった社会課題の解決に寄与する新たなモビリティとして期待されている。その展開の第一歩として、空飛ぶクルマの実証・インフラ拠点となるつくば空飛ぶクルマ テストフィールドを開設する。

 開設を記念して、中国EHang社の空飛ぶクルマ「EH216-S」の実証フライトを実施し、飛行安全の検証と社会受容性の向上を目指す。

 今後、技術実証やバーティポート(VTOL機専用の陸上ヘリポート)整備、運航管理等のインフラ基地構築、社会受容性の向上に取り組む方針だ。

・技術実証
 空飛ぶクルマの安全かつ効果的な運航を確認し、技術の進歩に寄与する。

・バーティポート整備
 つくばヘリポートを空飛ぶクルマのバーティポート拠点として整備。

・運航管理等のインフラ基地構築
 首都圏の将来的な空飛ぶクルマ運航を見据え、東京より50km圏内に運航管理システムの基礎や整備基地を構築し、運航の基盤を整える。

・社会受容性の向上
 展示やデモフライトができる環境を整え、乗客体験等の地域における社会受容性を高めることに寄与する。