2024年2月29日、静岡県無人機安全協会(以下、SUSA)は「天竜川ミズベリングドローンフィールド」の運営について、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と業務提携したことを発表した。JUIDA会員は利用料金が一般価格より15%割り引きされる。

 同施設は、天竜川の広大な河川敷を活用した産業用ドローンフィールドで、地方自治体や企業の研究開発、実証実験、飛行訓練、国家ライセンスの実地訓練等に活用が可能。天竜川ミズベリング協議会(準備会)の社会実験の一環として、浜松市河川課が占用している範囲を使用している。

 SUSAは、2018年9月より、国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所、浜松市、NPO水辺の里まちづくりの会と連携し、無人航空機に関わるミズベリング社会実験を開始。天竜川河川敷の河川上空の空域を活用して、無人航空機の研究開発、実証実験、訓練場等を目的としたフィールド運営を行ってきた。

 今回の業務提携によりSUSAは、無人航空機に関連する企業が河川空間を有効活用して物資輸送の平時利用や、災害時における技術の成長と実用化につながることを期待している。

天竜川ミズベリングドローンフィールド 利用料金

利用時間帯一般JUIDA会員
1日(9:00~17:00)3万円2万5,500円
午前(9:00~12:30)1万5,000円1万2,750円
午後(13:00~17:00)
夜間(17:30~20:00)

※利用用途は、ドローンやロボットのような先端技術の研究、実験、操縦訓練を想定している。それ以外の用途(有益事業など)で使用する場合は要問い合わせ。