2024年3月1日、SkyDriveは、生産財商社のオーウエルとサポーター契約を締結したことを発表した。空飛ぶクルマの実用化・量産化に向けて、オーウエルは人的サポートに加え、塗料・塗装に関する知識や技術をもとにした塗膜形成技術をSkyDriveに提供する。

オーウエル代表取締役社長 川戸康晴氏(左)、SkyDrive代表取締役CEO 福澤知浩氏(右)

 SkyDriveは「日常の移動に空を活用する」未来を目指し、2025年に開催される大阪・関西万博での運航に向けて、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発を推進している。

 オーウエルは、工業用塗料販売などの塗料関連事業と、センサーを中心とする電気・電子部品事業をグローバルに展開する生産財商社だ。

 2023年より両社は、空飛ぶクルマの機体や部品への塗料・塗装に関する検討を行ってきた。今回、塗料・塗装の仕様~技術の確立を加速するためサポーター契約を締結し、空飛ぶクルマの実用化・量産化に向けて協力する。

各社コメント

オーウエル代表取締役社長 川戸康晴氏

 当社はSkyDrive様の『100年に一度のモビリティ革命を牽引する』というミッションに共感し、応援いたします。これから、当社の“塗膜形成技術”が空飛ぶクルマの実用化~量産化に向けた課題を解決し、SkyDrive様が開発された空飛ぶクルマが人々の日常の移動に利用されている社会が来ることを楽しみにしております。今後も当社は “塗膜形成技術” を活用した様々な業界への応用展開に取り組むことで、持続可能な社会の実現に向けて、貢献してまいります。

SkyDrive代表取締役CEO 福澤知浩氏

 この度は、塗料・塗装に関しての知識と経験を持たれているオーウエル様に、サポーターとしてご支援いただけることとなり、大変ありがたく思っております。空飛ぶクルマの安全性を担保するためには、機体の強度を高めることと、軽量化する事が重要になります。オーウエル様の塗装に関しての経験豊富な方よりアドバイザリーをいただき、一緒に開発を進めてくださることになり、非常に心強いです。安全な空飛ぶクルマの開発を推進して参ります。