NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、東京都新宿区において、西新宿エリアの勤労者・住民向けに、遠隔操作型の自動配送ロボットを活用したフードデリバリーおよびラッピング広告のサービス検証を2024年2月13日より開始する。

 同検証は、NTT Comが西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアムにおける先端サービス実装分科会プロジェクトの一環として実施するもの。

 労働人口の減少や働き方などの多様化に伴い、配送や警備、移動手段などとして、ロボットの活用ニーズが高まっている。2023年4月には、道路交通法改正による遠隔操作型小型車に係る規定が施行されるなど、ロボットの早期社会実装に向けた動きが本格化している。

 同検証では、2022年に愛知県名古屋市の久屋大通で実施したフードデリバリーの実証実験を拡張し、自動走行ロボットの管制サービス「RobiCo」を活用し、遠隔操作のみで配送ロボットを走行させる技術的検証、飲食店3店舗の協力によるフードデリバリーサービスやラッピング広告の有効性検証などを実施する。

検証内容

1. 配送ロボットによるフードデリバリーサービスの提供
 menuが提供するフードデリバリープラットフォームを利用して、飲食店に注文されたフードやドリンクを、西新宿エリアに設定した3カ所の受け渡しエリアまで配送ロボットが運搬する。

2. 配送ロボットのラッピングによる広告表示
 人が歩く速度と同程度で走行する配送ロボットの側面および背面にSOMPO美術館のラッピングを施し、配送ロボットの広告媒体としての有効性を検証する。

実施場所 :東京都新宿区西新宿エリア
実施時期 :2024年2月13日~3月5日

実施イメージ