2024年2月9日、エアロネクストとプロドローンは、ドローンの基本性能を向上させるエアロネクストの機体構造設計技術4D GRAVITYを搭載した産業用ドローンの開発、および機体の製造・販売に関する同技術のテクノロジーライセンス契約を締結したことを発表した。

 4D GRAVITYは、モーターの回転数の均一化、機体の形状・構造に基づく揚力・抗力・機体重心のコントロールなどにより空力特性を最適化することで、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させる機体構造設計技術。

4D GRAVITY搭載物流専用ドローン「PD4B-C」の試作機

 同技術とプロドローンのPD4B-Mをベースとした機体を組みあわせた物流ドローン「PD4B-Carrier(PD4B-C)」を新開発。置き配機能を備え、空力的にすぐれたボディデザインを採用し、高速飛行時において揚力を得る形状により飛行時間の向上を目指している。

 両社はこのライセンス契約のもと新機体の開発を推進するとしている。