2024年1月29日、イームズロボティクスは、能登半島地震被災地において、ドローンによる支援活動を開始・実施していることを発表した。同社は、経済産業省、国土交通省、石川県、輪島市、珠洲市、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と連携し、情報収集および物資輸送のため、1月10日より石川県庁のDMAT調整本部に入っている。ドローンによる支援と並行し、DMAT調整本部において、JUIDAや経済産業省、国土交通省、他の国内ドローン事業者との業務調整も行っている。

 ドローン運用による支援活動として、まずは被害の大きい輪島市や珠洲市を中心に、海浜辺変化や港の被害の状況などの確認のため、イームズロボティクスの機体4機を現地に持ち込み、状況調査を進めている。

 直近では、防災科学技術研究所と連携し、状況調査にて撮影しオルソモザイク化したデータを災害対応機関が閲覧する災害情報サイト「ISUT-SITE」で共有するための準備、事前調整を進めた。これにより対応する機関、関係者が現状を確認できるようになった。

 日本気象協会、ウェザーニューズと調整を図り、災害支援用の特設サイトの準備、事前調整を進め、ウェザーニューズにはドクターヘリの位置情報の確認、また輪島市のDMAT本部のシステム設置の調整を進めるなど、現地で災害対応のための調整を進めている。

災害支援に使用しているドローン

UAV-E6106FLMP 3機

スペック
飛行可能時間15分
カメラ性能画素数 2430万画素 ※ズーム性能3倍


UAV-E6150MP 1機 (佐川急便納品機体)

スペック
飛行可能時間17分
ペイロード/飛行距離6kg/7km、4kg/10km、2kg/12km
推奨ペイロード時の全体重量約23kg
カメラ性能画素数 30万画素(映像伝送時)