2024年1月23日、Kudanは、グローバル市場向けに事業を展開する日本発のドローンソリューションプロバイダーが、Kudan Lidar SLAM(KdLidar)を採用した製品の販売を決定したことを発表した。顧客情報、製品の詳細については今後開示する予定で、発売は2024年春頃を予定している。

 ドローンによる3次元測量は、効率的で低コストな手法として、土木・建築・インフラ業界において需要が拡大している。しかし、SLAM技術を搭載せずLidarのみを使用する従来のドローンを用いた3次元測量では、ドローンが飛行できなかったりGNSS/GPSが届かなかったりする環境などにおいて、空中から地上までの連続的なマッピングを行うことができず、運用における課題となっていた。

 同製品は、KudanのSLAM技術を採用することで、ドローンへの搭載だけでなく手持ちでも使用が可能。従来の空中からのマッピングに加えて、センサーを手持ち機器に移し替えて地上からのマッピングを連続的に行うことができる。これにより、森林・土木現場・市街地など、ドローンだけでは包括的なデジタルマップを地上部分まで作成できなかった環境でも、同一のシステムで効率的な3次元測量が可能となる。