2024年1月12日、SkyDriveは、インドのエンジニアリング会社であるCyient Limited(以下、Cyient)と、空飛ぶクルマの開発に関する技術連携の覚書を締結した。現在開発中の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SD-05型)」の製品開発やエンジニアリングサービス、製造、デジタルサービス等多岐にわたる協業を検討・推進することに合意した。

 同契約に基づき、まずは空飛ぶクルマの技術的な整備マニュアルの作成を進めるとしている。

調印式の様子。左から、Cyient創設者 兼 会長および取締役 BVR Reddy氏、Cyientエグゼクティブディレクター 兼 CEO Karthikeyan Natarajan氏、SkyDrive代表取締役CEO 福澤知浩氏。

各社コメント

SkyDrive代表取締役CEO 福澤知浩氏

 インド国内有数のエンジニアリングに特化した企業であり、航空宇宙産業以外にも幅広く世界中で事業を展開するCyient社と、パートナーとして空飛ぶクルマ開発に関わる技術連携ができ、非常にうれしく思います。空飛ぶクルマの整備マニュアルは社会実装に欠かすことが出来ないものなので、知見を活かした技術的なサポート提供に感謝します。

Cyient創設者 兼 会長および取締役 BVR Reddy氏

 インド国内のエンジニアリング技術は、アーバンエアモビリティ(UAM)の未来に大きく貢献できる計り知れない可能性を秘めています。今回のパートナーシップにより、CyientはSkyDriveにエンジニアリング・エコシステムの技術と優秀なリソースを提供し、共にインドを含む世界のUAM市場へサービスを展開します。Cyient社はすべての人にとって、より良い世界を形成していくパイオニアとなるべく、地域社会と環境に貢献してまいります。

Cyientエグゼクティブディレクター 兼 CEO Karthikeyan Natarajan氏

 2030年までにアーバンエアモビリティ(UAM)業界は世界全体でおよそ230億ドルのビジネスチャンスがあると言われています。私たちは、日本で先進技術を駆使して空飛ぶクルマ開発を先導するSkyDriveの、インド初のパートナーとなることを発表でき、うれしく思います。そして、このパートナーシップは、未来のインテリジェント・エンジニアリングに貢献すると確信しています。Cyientは、インドにおける都市モビリティの改革を献身的にリードしていきたいと思います。