2023年12月27日、セキドは、ドローンを活用した測量を実施する事業者向けに、国土交通省基準の各機器の点検・精度試験を行う「UAV測量機 精度点検サービス」の提供を開始したことを発表した。
DJIの業務用ドローンに搭載する写真・レーザー測量機や、カメラ一体型測量用ドローンを対象に、問い合わせからヒアリング、申し込み、機器の点検、無人航空機検査証明書の発行までをワンストップで提供する。なお、セキドおよびセキド系列の販売店で購入した製品・顧客が対象となる。
国交省基準のUAV測量システムの点検・精度試験サービス
国土交通省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」「作業規程の準則」では、UAV機器の保守点検や精度試験を求めている。同サービスでは、セキドおよびセキド系列の販売店で購入した製品、顧客を対象に、UAV測量機(DJI製品)がカタログスペックの精度を得るための性能を有しているか、第三者機関として点検・精度試験を行う。
DJIの業務用ドローンMatrice 350/300 RTKに搭載する写真測量機「Zenmuse P1」 や、レーザー測量機「Zenmuse L2/L1」、カメラ一体型測量用ドローン「Mavic 3 Enterprise」「Phantom 4 RTK」を対象に、問い合わせから専門スタッフによるヒアリング、申し込み、機器の点検、無人航空機検査証明書の発行までをワンストップで提供し、シンプルな方法で測量の精度と効率を保つ。点検・精度試験はITHが実施する。
対象製品
UAV写真測量機
・ DJI Zenmuse P1
・ DJI Mavic 3 Enterprise
・ DJI Phantom 4 RTK
UAVレーザー測量機
・ DJI Zenmuse L2
・ DJI Zenmuse L1
点検項目
UAV写真測量機
・ GNSSアンテナの精度点検
・ UAV写真測量点群の精度点検
UAVレーザー測量機
・ ボアサイトキャリブレーションおよび精度試験
・ GNSSアンテナの精度点検
・ UAVレーザー測量点群の精度点検
・ 地上レーザー測量点群との比較
・ UAV写真測量点群の精度点検(L2)