2023年12月5日、センシンロボティクスは、屋内点検ソリューションにおいて、新たに開発した機体を加えたサービスの提供を2023年12月より開始すると発表した。機体は、「誰でも使える」「現場にいつでも持っていく」をコンセプトに、竹中工務店、アクティオと共同で開発した。

 屋内のGPSが入らない環境での高所アプローチが可能となり、建設現場やプラントの目視点検の代替、タンク・サイロ・トンネルなど暗所の点検を容易にする。

 これまで屋内や閉鎖空間でドローンを用いてデータを取得する場合、位置情報が取得できず機体が安定しないという課題があり、限られた技能者による操作が必要であった。今回開発した機体は、センサを用いたポジションホールド機能により誰でも簡単に安定した操作が可能で、トンネルやサイロ・タンクなど屋内の暗所・狭小空間にも対応する。また、業務自動化総合プラットフォーム「SENSYN CORE」を利用し、撮影データを簡単に管理できる。

 同機は、竹中工務店、アクティオ、カナモトと共同開発した、BIM上で飛行ルートの作成や機体の自己位置を表示することでGNSSを取得できない屋内環境自動におけるドローンの自動飛行を実現するサービス「BIM×Drone」においても採用されている。

▼ 屋内点検ソリューション SENSYN Explorer
https://www.sensyn-robotics.com/product/sensyn-explorer