2023年11月6日、シー・エフ・デー販売は、QYSEA社の新製品となる産業用水中ドローン「FIFISH E-GO」を発売した。高耐久マテリアルによる高い耐久性を備え、新しい金属製ウィングの高速モーターによる繊細な操作が可能。

 スタンダードモデルの「FIFISH E-GO_STANDARD」(想定売価:税込99万円前後)、握力10kgfのロボットアームが付属した「FIFISH E-GO_ARM SET」(想定売価:税込110万円前後)、予備バッテリー2本と充電ステーションが付属した「FIFISH E-GO_BATTERY SET」(想定売価:税込118万8000円前後)の3モデル展開。

 水中146°の次世代魚眼レンズを搭載し、広い視野での撮影が可能。距離10cmのマクロ撮影にも対応する。暗い水中をしっかり照らす最大10,000ルーメンの非常に明るいLEDライトや、AIによる映像補正、小さいゴミなどの自動除去機能によりクリアな映像が撮影できる。

 本体の上下にそれぞれ1ポートずつ拡張インターフェースを備え、複数の別売オプションを取り付け可能。例えば、「金属探知機+ロボットアーム」で逸失物を捜索したり、「AR定規+ステーションロック」で機体を安定させながら精密な測定をしたりするなど、さまざまな作業が行える。別売のQインターフェース拡張ドックを使用することで、最大6つのオプションを同時に使うことができる。

「FIFISH E-GO」スペック

【本体】

寸法430×345×170mm
重量5.1kg
最大深度100m
スラスター数6
スピード静水で最高3ノット
最長稼働時間4時間(ホバリング)

【カメラ】

センサー1/1.8” SONY CMOS
有効画素数8MP
ビデオ解像度4K UHD:25/30
1080P FHD:25/30/50/60/100/120fps
720P HD:50/60/75/90/100/120/150/180fps

【ライト】

輝度5000lm×2

【ロボットアーム】

握力10kgf
拡張幅140mm

製品の特長

コア部分を守る高耐久マテリアル

 FIFISH E-GOのブレーンとなるコアタンクは、60μmの硬質アルマイト処理を施した耐圧性、耐腐食性、耐結晶性に優れた素材でできており、高い耐久性を備える。

簡単に分解できるモジュール設計

 モーター系、ビデオ系、照明系、バッテリー系の各モジュールは、付け外しが簡単なモジュール設計。使用後の掃除やメンテナンスが容易で扱いやすい。

流体力学を応用したボディ

 シュモクザメにインスピレーションを受けて設計したボディは、流体力学を取り入れた流線型。推進や細やかな操作など、水中ドローンの性能をより高く発揮する。

1/1.8インチ大型センサーカメラによる高解像度撮影

 1/1.8インチの大型センサーを搭載し、4K/30fpsの高解像度ビデオ撮影とRAW形式の写真撮影が可能。

拡張インターフェース

 本体上部と下部に拡張インターフェースを搭載。ロボットアームやソナー、ウォーターサンプラーなど、要件に合わせてオプションを取り付けることができる。別売のQインターフェース拡張ドックを使うことで、最大6つのオプションの同時使用が可能。

ロボットアーム付属モデル、予備バッテリー&充電ステーション付属モデル

 ロボットアームセットモデル「FIFISH E-GO_ARM SET」は、握力10kgfのロボットアームで異物の除去やサンプリングが可能。予備バッテリー(2本)&充電ステーションセットモデル「FIFISH E-GO_BATTERY SET」は、調査途中でのバッテリー交換や、稼働中の予備バッテリー充電が可能。