2023年10月31日、フューチャーベンチャーキャピタル(以下、FVC)は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、産業用ドローンの量産化プロジェクトに取り組むVFRに投資を実行したことを発表した。また、VFRはSBIR制度における経済産業省 中小企業イノベーション創出推進事業へ採択された。

 VFRは、2020年3月にドローン産業の確立と発展を目指してパソコン製造・販売で知られるVAIOの子会社として設立。開発支援から調達、製造受託、販売、保守までワンストップで行えることを強みとするスタートアップ企業である。ハードウェアやモジュールの量産開発・製造受託を軸に、電気機器メーカー、自動車メーカー、航空機業界の知見・ノウハウを継承する形で厳しい安全基準を高レベルで実現した機体や周辺機器を開発している。また、今回採択された経済産業省 中小企業イノベーション創出推進事業を通じて、行政・民間の現場ニーズ(長距離/長時間飛行・自動運航)に対応できる高性能ドローンポートの開発にも取り組むとしている。